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ゆーぽっぽ・どっと・こむ

ゆーぽっぽ・どっと・こむ

MALDIVES / モルディブ (2008.12)

スリランカ南西のインド洋に浮かび、「インド洋の首飾り」とも称されるモルディブ。26の環礁や約1,200の島々から成るこの小さな島国は、海抜の最高が2.4mという平坦な地形であるため、海面が1m上昇すると国土の80%が失われるともいわれています。

2008年12月18~22日、5日間という短い日程ではありましたが、そのモルディブに行ってきました。モルディブに行くのはこれが3度目。1度目はまだ高校生のころ、両親とお兄ちゃんとの4人で、そして2度目は2006年の3月、彼と2人で。あのどこまでも続くエメラルドグリーンの海がまた見たくて、私の心は数日前からすっかりもう、モルディブに奪われてしまっていました。(仕事中でしたが・・・)

今回お世話になったのは、モルディブ旅行の老舗中の老舗、「グルービー・ツアー」さん。
http://www.tec-air.co.jp/maldives/

まだ日本でまったくと言っていいほど知られていなかったモルディブのツアーを、20数年前に始めた、モルディブ旅行のパイオニアともいうべき存在。その丁寧な旅行相談とアフターケアには定評があり、モルディブに行くならぜったい、お薦めの旅行会社さんです。

「えぇ~っ・・・あのディレイで有名なULさん・・・」という声が聞かれないでもありませんでしたが、今回は彼が経由便は絶対にいやだとわがままを言うので、はじめてスリランカ航空(UL)さんにお世話になることに。
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このULさんがまた、良い意味で期待を裏切りまくる、ものすごーく素敵な航空会社さんでした。まずはその、美味な機内食から。。


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私が頼んだ、ベジタリアンメニューの「チーズとトマトのカレー」。
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彼が頼んだ「シーフードカレー」。めずらしく付け合わせが蕎麦ではなくおうどんで、蕎麦アレルギーの彼は喜んでいました。



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到着少し前に再度御飯が出てきます。これは私が頼んだ鳥の照り焼き丼。やさしい味付けの、ユリ根のお饅頭のようなものが付け合わせで出てきて、とってもおいしかったです。
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これは彼が頼んだ豚肉のオイスターソース丼。



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10時間半という長旅もあっという間、成田を13時20分に出発したUL461便は、現地時間の20時(日本時間24時)にマーレ国際空港に到着。日本とは4時間の時差があります。


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今回は、短い日程をさらに有効に使うため、水上飛行機ではなくボートで同日に行けるリゾートを選びました。このスピードボートで約40分ほど揺られ、目的の「ココパーム・ボドゥヒティ」に向かいます。到着時は雨が降っていて風も強く、ボートはばぅんばぅんとかなり揺れました。船酔いする人は要注意かも・・・


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やや暗くて見えづらいですが、これが今回宿泊した「ココパーム・ボドゥヒティ」のアイランド・ビラです。プライベートプールも付いており、なんと188平米もあります。


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部屋の真ん中にはこんな、大きな丸いバスタブが・・・ とっても素敵なのですが・・・ はずかしくて入れません(^^;


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テーブルにはホテルからのこんなうれしいプレゼントが。シャンパンとフルーツバスケット、さらには小腹を満たすサンドイッチのアソートです。



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朝食のレストラン。お腹が減っていたので、朝からもりもり食べました。とはいえ、あいかわらず葉っぱモノ(青い野菜)の嫌いな私・・・こんなヘビーなものばかり、よく朝から入りますよね。


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ホテルの中はいつもとってもきれいに清掃されており、時おりこんな心憎い演出が心を和ませてくれます。


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トカゲくんを発見。
モルディブのリゾートは、ワン・アイランド・ワン・リゾートのところが多く、リゾートのそれぞれが大きな、自然空間となっています。自然と調和した空間を、ゆったりとした時間の中で愉しむ・・・これこそ、普段の生活では味わうことのできない、何よりの贅沢なのです。


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2日目はあまりお天気が良くなかったので、プールに行くのはやめてお部屋でのんびりしていました。あんなに朝食を食べたのにすぐお腹が空いて、ルームサービス・・・ ビールと赤ワイン1本、ピザとシーザーサラダだけで約USD150・・・ 高っ!!


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翌日は、あらかじめ予約をしておいた、スパへ。方向音痴の私は思わず迷いそうになりましたが、なんとか前日に彼に連れて行ってもらった道を辿って「ココ・スパ」に到着。この日もあいかわらず不安定なお天気でしたが、テクニシャン(?)の彼女の手にかかり、私はあっという間に夢の中へ。。。

ボディー・マッサージ、フェイシャル、そして最後にフラワーバスで、しめて3時間USD210。なかなか安いと思いません?特に今は円高のため、余計に割安に感じられます。

今回施術をしてくれた彼女は、インドネシア人の女の子。はにかむ笑顔がとっても素敵な、かわいい子でした。その割に、施術は本格的で力もあり、私の体に溜まっていた疲れが一気に取り払われて、軽くなった気がしました。私がインドネシア語(マレー語)で話しかけるとびっくりして、いろいろと話をしてくれました。どうやら、モルディブで一番多いお客さんはヨーロッパ人、中でもフランスがダントツなんだそうです。次いでイギリス人。ヨーロッパ人が全体の60%以上を占めていて、日本人を含むアジア人は20%にも満たないそう。さらに日本人はすでに韓国人に抜かれているとのことでした。最近モルディブは、韓国からの乗り継ぎもずいぶん良くなっていますからね。。


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この日のディナー。メニューにはなぜか、「テンプラ」とありました・・・
素材は確かに良いので、決してマズくはなく、きちんと天つゆまで付いていましたが、なぜモルディブまで来て天ぷら・・・ でも、先述の国籍別訪問者の割合が、きっとお料理のチョイスに反映されているのでしょうね。。 欧米人は和食好きやからね。


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翌朝は、すっきりとした快晴!木漏れ日が、とてもきれいでした。今回はあまりお天気に恵まれていなかったので、久々にすっきりと澄みわたった空に、ゆーぽっぽはご機嫌☆

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あいかわらず、朝はもりもりです。めずらしく、葉っぱも食べちゃいました!


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これは、部屋のプライベートプールからお部屋側を眺めたアングル。ちょっと広すぎるくらいの間取りです。


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お部屋の外には、小さなプライベート岬?までついていて、海を見ながらのんびりと昼寝することもできます・・・ って、パラソルがないので、かなり危険ですが。


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あぁ~、ようやくモルディブらしくエメラルド・ブルーの海・・・なんて思って良く見てみると・・・ この波打ち際の方の黒いかたまり、なんだかわかります!??

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も少しクローズアップ。
・・・そう、これなんと、小魚の大群なんです!!!なんの魚かはわかりませんでしたが。。


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・・・と、そこへ、小さなサメが出現。(決してヤラセではありません・・・)
でーれん。でーれん。でーれんでーれんでーれんでーれん・・・


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きゃぁ~!!!奥さん、サメよ、サメ!・・・ってな声が聞こえて来んばかりに、小魚の群れが、あっという間に蜘蛛の子散らすように引けて行きます。サメの周りだけささ~っと空間ができているの、おわかり頂けるでしょうか。。。


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それを横目で見ながら楽しむ、傍観者のイカとゆーぽっぽ・・・


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・・・と、ヤドカリくん。。。 えっしょ、えっしょ。おっっ、溝があるゾ・・・どうしよう・・・!?


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プールに行くと、こんなきれいな雲がぽっこり、水面に映えてとってもきれいでした。


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ビールを飲みながら、乾杯!こんな美しい海を眺めながらのビール(しかも昼から!)は、本当に最高です☆


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モルディブの美しい海に、真っ赤な夕陽が落ちて行きます。



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あたりはとっぷりと暮れて、だんだん暗くなってきました。


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・・・と同時に、プールの床がホタルのように美しく光りはじめます・・・



こうして、短かったモルディブでの滞在は、幕を閉じました。
今回感じたことを少しまとめておくと・・・
・スリランカ航空さんは、総じてとってもよかった!直行で10時間超えというのは少々キツイですが、クルーの方のチームワークとホスピタリティはとてもよかったし、何よりC/Aさんが皆とっても若くて綺麗。前評判があまり良くなかったため、あまり期待していなかったせいもあるのでしょうが、あの居心地のよさ、お食事のおいしさ、そして何よりお酒を頼むとコップ一杯に、なみなみと注いでくれるあのやさしさ!(結局それかい(笑))には、本当に脱帽でした。またぜひ、お世話になりたいです。ちなみに行きも帰りもガラガラで、帰りは4名掛けを一人で倒してベッドにして帰ってきたため、9時間ほとんど寝っぱなしでした・・・
・前回のモルディブはベストシーズンの3月、しかも水上コテージだったので、海の透明度が抜群でしたが、今回は残念ながら、前回ほどの透明度には巡り合えませんでした。現地の人いわく、去年までは9~11月に雨が降って12月~3月はベストシーズンだったのが、今年はなぜか9~11月が乾季で、12月は雨が降る日がとても多かったそう・・・とはいえ熱帯気候特有の雨なので、スコールのように一度にざっと降っては止み、ということが多いのですが、それも近年変わってきているそう。これも地球温暖化がもたらした、影響なのでしょうか。
・今回の文章の中で書きましたが、モルディブに一番多く訪れているのがヨーロッパ人、ということがあってか、リゾートのスタッフの中にはどこか、有色人種に対してやや横柄な態度を取る輩が見受けられます。ただ、今回のこのココ・パームリゾートにはそういった輩が少なく、あまりいやな思いをせずに過ごすことができました。というのも、前回宿泊したカヌフラは、そういった思いをさせられることがしばしばで、帰る頃には彼も私も、かなり嫌気がさしていたのです。あまりそういうのを感じない人なら良いのですが、日頃から気になる方は、少しだけ心に留めておいた方が良いかもしれません。もちろん、あえて最初から構える必要はありませんが。


とはいえ、今回も大満足の旅でした。今回お世話になったグルービー・ツアーの皆さんには深く御礼申しあげます。

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最後は、今回大満足だったULさんの、帰りの機内食・・・ 帰りもやっぱりカレーでした。。。

そうそう、あと1つ、きっとすぐ忘れちゃうだろうから。。
今回はハーフ・ボード(朝と昼、または朝と晩の食事付)プランを選んだのですが、朝食会場となっていたメイン・レストランでよく話しかけて来てくれたおじちゃんが、出発の日の朝にすっかり習慣になったコーヒーを継ぎ足してくれながら、「今晩何時に発つの?」と聞いてきました。
私が「20時45分だよ」というと、「じゃぁ、今晩ここでまた会って、サヨナラ言えるかな?」と片言の「サヨナラ」を交えながら、少しさみしそうにつぶやきました。ついつい「うん、絶対来るよ」と答えてしまったものの、部屋のデイユースは18時まで、そのレストランは19時半から、そして出発は20時45分・・・ という時間のずれもあり、結局最後におじちゃんの顔を見に、そのレストランに行くことはできませんでした。おじちゃんの、ちょっとだけさみしそうな顔を忘れたくなくて、最後にここに書いておきます。
ありがとう。また会えたらいいね。


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